
地質調査では、地盤の状態に応じて様々な技術的対応が求められます。現在、当社では水平方向に120mの掘削作業を進行中ですが、風化した岩盤という難しい条件に直面しています。
今回は、風化岩盤へのケーシング挿入作業について、現場の実際の様子をご紹介します。
現場スタッフより
現在水平掘り120mを掘削中です。岩盤が風化により悪い為ケーシングを入れなければならないのですが、かなり硬く時間が掛かります。待ち時間が長く余計に疲れてしまいます。
水平掘りとは
一般的な地質調査は垂直方向への掘削が多いですが、トンネル工事や斜面調査などでは、水平方向や斜め方向への掘削が必要になることがあります。
水平掘りは、垂直掘りとは異なる技術とノウハウが必要で、特に長距離になるほど高度な技術が求められます。今回の120mという距離は、かなり長い掘削作業となります。
風化岩盤という課題
風化岩盤の特徴
岩盤が風化すると、以下のような特徴が現れます。
- 岩盤の強度が不均一になる
- 部分的に崩れやすくなる
- 孔壁が不安定になりやすい
- 掘削中に孔壁が崩落するリスクが高まる
このような状態の岩盤では、掘削した孔を保護するためにケーシング(保護管)を挿入する必要があります。
ケーシングの必要性
ケーシングは、掘削した孔の壁面を保護し、孔の崩落を防ぐための鋼管です。特に風化が進んだ岩盤では、ケーシングを入れないと以下のような問題が発生します。
- 孔壁の崩落により掘削が進められなくなる
- 調査機器が孔内で埋まってしまう
- 正確なデータが取得できなくなる
硬い岩盤へのケーシング挿入の困難さ
今回の現場では、岩盤が風化により状態が悪い一方で、かなり硬いという特殊な条件に直面しています。
時間がかかる理由
風化していても硬い岩盤にケーシングを挿入するには、以下のような工程が必要です。
- ケーシング挿入のための孔径拡大
- 硬い岩盤を削りながらの慎重な作業
- ケーシングの破損を防ぐための丁寧な挿入作業
- 各工程での確認作業
これらの作業は、急いで行うと機材の破損や作業のやり直しにつながるため、慎重に進める必要があります。
待ち時間の発生
ケーシング挿入作業では、機械の動作を待つ時間が多く発生します。掘削と挿入を繰り返す工程では、一つ一つの動作に時間がかかり、その間スタッフは待機することになります。
この待ち時間が長いと、集中力を保つことが難しく、余計に疲労を感じることがあります。しかし、安全と品質を確保するためには、焦らず確実に作業を進めることが重要です。
現場で求められる技術と忍耐力
技術的な対応
このような難しい現場では、以下のような技術的判断が求められます。
- 岩盤の状態を見極める観察力
- 適切な掘削速度の調整
- ケーシング挿入のタイミング判断
- 機材への負荷を考慮した操作
精神的な忍耐力
長時間の作業と待ち時間は、肉体的な疲労だけでなく、精神的な負担も大きくなります。しかし、このような困難な現場を乗り越えることで、技術者として大きく成長することができます。
チームでの支え合い
株式会社コンシアンスでは、困難な現場こそチーム全体で協力して乗り越えていきます。
- スタッフ同士で声を掛け合い、疲労を分散
- 経験豊富なスタッフからのアドバイス
- 安全確認の徹底
- 作業の進捗を共有し、モチベーションを維持
長野県での豊富な調査実績
長野県は山岳地帯が多く、地質条件も多様です。株式会社コンシアンスは、長野県を中心に、群馬県、山梨県、静岡県、新潟県、埼玉県など広域で地質調査を行っており、様々な地質条件に対応してきた実績があります。
今回のような風化岩盤への対応も、これまでの経験と技術の蓄積があるからこそ、確実に進めることができています。
地質調査の仕事のやりがい
困難な現場を経験することは大変ですが、同時に大きなやりがいも感じられます。
- 技術的な課題を解決する達成感
- 困難を乗り越えることで得られる成長
- チームで協力して目標を達成する喜び
- 地域のインフラ整備に貢献している実感
- 専門技術者としての誇り
まとめ
水平掘り120mの現場で、風化した硬い岩盤にケーシングを挿入する作業は、時間と忍耐を要する困難な作業です。待ち時間が長く疲労も感じますが、安全で正確な調査を行うためには欠かせない工程です。
株式会社コンシアンスでは、このような困難な現場でも、チーム全体で協力しながら確実に作業を進めています。技術を磨きながら、地域に貢献したい方のご応募をお待ちしています。
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